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話を聴くときに…真の課題をひきだすには?

Q;悩み話を聴くときに…真の課題をひきだし早期解決を導き出すには?

A;しつもんの言葉を工夫する

諏訪湖が見える会場で、スポーツクラブの全社員様にコーチングをお届けしました!

こんにちは、U子(鈴木優子)です。

今年は梅雨明けも早く、ここ信州でも

連日記憶にないような暑い夏の日が続いています。

 

そんな蒸し暑い日には、とくに恋しくなる「プール」。

このプールとも深いご縁をもつ、地元スポーツクラブの全社員研修にて、今年もコーチングをお届けする機会をいただきました。

(ありがたいことに2014年から続くご縁です。本当にありがとうございます。)
   


「挨拶・接客・電話対応の基本」となるコミュニケーション術をお伝えしながら、

スポーツクラブらしい「元気が伝わるコミュニケーション」とは何か?

明日から自分の現場でできるのは何か?を具体的な事例とともに考え意見交換するという、

外の気温にも負けないくらい熱い熱い研修会となりました。

 

 

今年の研修会で、新たな具体的事例としてお伝えしたのが・・・スイミングに通い始めた我が甥っ子エピソードです。

 

彼は、私も彼の母(我が妹)も、彼の祖母(我が母)も通ったプールに、この春から週一回通っています。その彼が、まさにコーチングコミュニケーションの理想とも言える事例を、提供してくれました。

 

※エピソード公開は了解いただいています※


「プール行きたくない!」は突然に!

みなさんも、自分で行きたいと通い始めた習いごとや学び・トレーニングに、ある日こんな風に思うことありませんか?

「行きたくないなぁ~」

 

わたしも甥っ子と同じ年のころ、同じ「スイミング」という名の習いごとをしていたので、当事者のそういう気持ちがわからないわけではありません。

 

しかし現在は親世代!の私は、(子供がいないので)お友達やコーチングアカデミーの生徒さんから、こういうエピソードは聞く話ばかりだったのですが、

   


先日・・・ついに身内から聴きました!

「プール行きたくない!!!」

 

あんなに楽しそうに通ってると思っていたのに、「行きたくない!」は突然に!なんですね(笑)

     

   

 

*** ここで考えてみましょう ***

 

お子さんや部下、大切な人がやりたいといって始めたこと

 

ある日突然「やりたくない!」と言ったら…みなさんは、どんなふうに返答しますか?


オープンクエスチョンで悩みの根本=真の課題を聴きだす!

「~やりたくない!」っと言われたら、よくあるパターンはこんな感じではないでしょうか?

 

1)モノでつる →「やったら○○食べていいよ」「できたら△△買ってあげる」

 

2)怒る・泣く→「どうしてそんなこというの!行きたいっていってたじゃない」「行きたいっていうから高い月謝払ってるんだから行きなさ~い」「そんなこと言う人だと思わなかった(泣)」

 

3)おどす→「やらないと~みたいになっちゃうよ」「行かないと~できなくなっちゃうよ」

 

はい!どれも私自身も言ったことあるし、言われた記憶もあります(笑)

 

確かに、これでやる気になる場合もあります。

(私もよく佐野ラーメンにつられてプールに通っていたそうです)
 

でもね、この方法だと「行きたくない」っていう悩みの根本=真の課題は解決してないのではないでしょうか?

 

そんな時に効果的なのが「オープンクエスチョン」です。

 

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たとえば今回の「プール行きたくない」ケースならこんな感じ。

 

「そっか~プール行きたくないんだね」っとオウム返しで受け止めたうえで

 

例1)どうしたの?(行きたくないって思うようなことが)何かあった?

 

例2)どんなとこが行きたくないな~って思うの?

例3)いつ頃からそう思ってたの?

 

などなど、※オープンクエスチョン※をつかうことにより、話が広がりやすくなり、悩みの根本=真の課題を聴きだしやすくなります。


※オープンクエスチョンとは「いつ・どこで・だれが・なにを・どのように・どれくらい・どうした・なにが・なぜ」など、答えを限定させず自由に話しやすい質問。

 

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一方このシーンで「プール飽きちゃったの?」とか「いじめるお友達がいるの?」「先生が怖いの?」など、YES/NOで答えるクローズドクエスチョンをするということも考えられます。

 

その場合・・・YESであれば気持ちを分かってもらえた感がありますが、NOの場合はしつもん自体が逆効果となり「わかってもらえないなぁ」という印象を与える可能性もあります。

 

そのため可能な限り、ここは「オープンクエスチョン」で「行きたくない」根本の原因をききだすことが大切です。

 

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ちなみに甥っ子の今回の「プール行きたくない」の要因は・・・なんと!

ヘルパー(おなか周りに巻いている浮き輪みたいなもの)をうまく結べないから行きたくない…だったのです!!!

これには、甥っ子ファミリーもびっくり仰天!だったそうです。

と同時に、「すぐ怒らずちゃんと要因を聴きだしてよかったね~」っと、このエピソードを聴いた私は心から感心してしまいました。


知ってる→意識してできる→無意識にできるには

先の話題に出た「会話の冒頭はオープンクエスチョン」ってどこかで読んだ気がしませんか?

そうです~過去のブログや私のセミナーでも、よくこの話題をしています。
(そう言われればそうだなぁ~って感じる人もいるかもしれません。)

 

 

でもね「知ってる」から「意識してできる」の間、

そして「意識してできる」から「無意識にできる」の間には、

 

実は大きな階段のような段差があって、知識として知っていることを無意識に使いこなせるようなるまでには、意識して練習を重ね成功体験を積み重ねることが必要なのです。

 

 

かくいう私も、このしつもんの言葉を意識的に&無意識に使いこなせるようになるためには、たくさんの実践を長い時間積み重ねる必要がありました。

 

そのためこれからも、このブログやメールレターの中で「しつもん」の効果的な使い方についてはお話しすると思います。

 


自ら「真の課題」をみつけ課題を解決する方法を導き出すには?

 

また、何か課題や問題がある時に、このしつもんを誰かに効果的にしてもらうことで、自分の中の真の課題をみつけ、自らその解決方法を導き出すこともできます。それが、「コーチングセッション」です。

コーチングは「しつもん型コミュニケーション」といわれ、コーチ(私)から適切な質問をされることで、クライアント(あなた)の中にある課題や解決方法を自ら見つけ、それを実行したくなる効果があります。

 

最近は、転職や起業を考える人たちのセッションも急激に増え、
ありがたいことに7月中はかなり日程がいっぱいになっています。

・・・が!

 

ちょうど7月末~8月のセッション受付可能日を、
さきほどWEB申込画面(リザーブストック)に入力しましたので

「U子のコーチングセッションってどんなものか気になるなぁ~」という方は、こちらの【個人セッション】のページを見てみてね。

画面見るだけなら申込にならないので(笑)ご安心ください!

今後セッションを受けられたお客様の声などを、
このホームページでもアップしていきたいと思います!

 

 

楽で楽しいコミュニケーションがひろがって、心からの笑顔が広がるように、これからもお役立ち情報お届けしまーす。

 

 

ベリースマイル U子 (鈴木優子) 



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